木部玄関ドア塗替工事

木部玄関ドア塗替工事 について

玄関ドアは「お住いの顔」となる部分です。
長年使用した愛着ある木製ドア、汚れや傷みが目立ってきても、塗装で蘇らせる事も出来ます。

木部玄関ドア塗替工事

 木製の玄関ドアは、アルミ製やステンレス製と違って、自然素材の木が持つ独特な風合いや色味、温か味を感じることができます。

 しかし、風雨や紫外線を受け続けている木製の玄関ドアは、アルミ製やステンレス製と比べて、経年劣化による汚れや傷みが目立ちやすいものです(特に地面に近い下半分は、表面塗装がはがれて劣化しやすい)。木製の玄関ドアの表面塗装が剥がれ、木が持つ独特な風合いや色味が失われ、汚れや傷みが目立ち始めたら、再塗装又は修繕をお勧めいたします。

 木製の玄関ドアは木の特性を考慮した、適切なお手入れが必要です。
 木の特徴を活かした塗り替えで、美しい玄関ドアを取り戻すことができます。

 当社では、木製玄関ドアなどの再塗装以外にも、様々な木部塗装工事を行っております。
 詳しくは下記リンクをご覧ください。

木部塗装(オイルステイン塗装)工事 施工の流れ

 木部塗装工事の施工例を作業の流れと共にご紹介します。

 本施工の流れでご紹介する木部塗装工事は、木目を生かしつつ着色もできる塗料であるオイルステインを使用したものです。

1. 施工前

 新築時から約30年以上お使い続けた玄関ドアの塗り替えをご依頼いただきました。

 今回ご依頼いただいたお客様は、玄関ドア交換も考慮なされたようですが、思い出のある玄関ドアなので、新築時の様に蘇らないかとご相談があり、当社で木目を生かした再塗装をすることになりました。

施工前

2. 剥離作業(剥離剤塗布)

 木製ドアの旧塗膜を剥離する作業を行います。旧塗膜が残った状態で再塗装してしまうと、再塗装した塗料が旧塗膜ごと塗装が剥がれる恐れがあります。

 木製ドアの塗装面に剥離剤を塗り、しばらく時間をおいたのち、ヘラ又はスコッチブライト(旧塗膜を剥離するための不織布研磨剤)で表面だけを削っては水で洗い落とす作業を何度か繰り返し行います。

剥離剤塗布

3. サンダーがけ

 剥離剤によって旧塗膜を取り除いたのち、木目に沿ってサンダーをかけて表面をならしていきます。サンダーがけを丁寧に行うことで、木目を引き立たせます。

 木目を生かした塗装の場合、サンダーがけの作業は重要な作業となります。

サンダーがけ

4. 薬品洗い(シミ抜き)

 木の性質上、老朽化した木部には汚れがしみ込んでいます。これらの汚れたシミ等を取り除くための薬品(漂白材)を塗り、水で洗い落とします。薬品は汚れの度合いやその質に応じて、汚れを取り除く薬品が異なります。

 漂白材は医薬用外劇物の薬品ですので、取り扱いには注意が必要です。手に付着しないよう、必ずゴム手袋で慎重に作業を行います。

薬品洗い(シミ抜き)

5. 下地処理完了

 漂白作業が終了したら、よく乾燥させて、気になる箇所をもう一度サンダーがけし、再度薬品(漂白剤)で洗い落とします。

 木部の汚れが落ちたら、下地処理完了となります。

下地処理完了

6. 塗装作業

 劣化した外側の色は、「劣化が少ない内側の色に合わせて頂きたい」とのご要望でしたので、お客様とご一緒に確認しながら塗装しました。

 今回の木部塗装工事では、木材に浸透して着色するオイルステンで調色し、木目の美しさを生かしつつ、お客様のイメージした色に塗装しました。
 

塗装作業

7. 塗装完了

 木の木目によって、塗料を吸い込む所と吸い込まない所の差が出るため、木部用クリヤーを3回から5回(木部の状態によります)塗装し艶の統一感を出します。

 クリヤー塗装が乾いたら完成です。完成した玄関ドアは、写真を撮るときに撮影者の影が映るほど光沢ができ、「新築時の玄関ドアの様に蘇った」と、お客様に大変喜ばれました。

塗装完了

木部の痛みや腐食が目立ち始めたら、ご相談下さい。

 愛着のある木製玄関ドアを再塗装することで、再び永くお使いいただけいます。
 木製玄関ドアの塗装には、ニスを塗るだけの生地仕上げオイルステイン仕上げキシラデコール仕上げ、その他自然塗料を使った仕上げなど、木部玄関ドアを蘇らせる方法は一つではありません。当社は、木部玄関ドアの使用年数や傷み具合を考慮しつつ、お客様のご要望に応えるプラン(仕上げ方法等)をご提案致しております。